この度、「第34回 岡村昭彦の会」にて講演をさせていただくことになりました。
写真家 高橋健太郎氏講演
『生活図画事件を取材して ~治安維持法下に弾圧された旭川の美術運動を検証する~ 』
聞き手 戸田昌子氏
2018年3月23日(土)
14:00〜17:00会場:ブックハウスカフェギャラリー
<概要>
2017年のテロ等準備罪成立後から取材している北海道旭川で起こった「生活図画事件」。1941年1月10日に特高警察によって逮捕されるまで、旭川師範学校(現北海道教育大学旭川分校)で熊田満佐吾(東京美術学校卒、現東京芸大)という美術教師がどのような教育をしていたか。そしてその教え子で今なおご存命、いずれも1941年9月20日の早朝に逮捕されている美術部で当時20歳前後だった2人の松本五郎さん(98歳)と菱谷良一さん(97歳)をこの2年間、撮影して来て何を見たか。
タイトルは硬めですが、もっと現在の話をすると思います。これが今のこの時代とどう結びついているか。85年に亡くなった写真家の岡村昭彦がよく使った「我々はどんな時代に生きているのか」、そんなことを一緒に考えられればと思っています。また使っているレンズの画角の話、などできればとも。
僕の好きな写真家は誰か、と問われれば間違いなく「岡村昭彦」と答えます。そのぐらい岡村昭彦に関しての文献は読みあさっています。僕が生まれる前に亡くなってしまっているので会うことも出来なかったのがとても残念で今、生きていたらどんなことを話してくれただろうか、とそんなことを思ったりします。
そして今回は写真史家の戸田昌子さんと対話させていただきます。戸田さんは20年以上、岡村昭彦に関する研究をされていて2014年の岡村昭彦の「生きること死ぬことのすべて all about life and death」、東京都写真美術館での展示を実現させていてご覧になられた方も多くいると思います。そんな方と今回はこのような形でお話をさせていただけるのでとても嬉しいです。
ということで、皆さま、どうぞよろしくお願い致します!
当時参加大歓迎です。
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will have a talk show at the 2019 Akihiko Okamura’s gathering in Jimbocho.
with Masako Toda, Photography Historian.
Date: March 23, 2019.
Time : 14:00-17:00
Place: Book House Cafe Gallery (2F)
Please come along with your friends and will be delighted to have you! (or just come by yourself:))